心に感じる癒し(パニック障害を通じて起こった心(魂)の変化)
今日は、病気を通じて、自分自身の心のよりどころが変わり、更に、それによって症状が改善されていったことを書いてみます。
私は、子供のころから、両親とともにある宗教をしていました、両親も祖父がいたころからしていたので大変熱心でした。そんな状況の中幼いころから、色々なお話を聞いたり、実践したりしていたため、世の中の人は、全てこの環境で過ごしていると思っていました。
時が経ち、仕事も日常もその宗教の中で私自身はどっぷりつかっていました。それは、居心地の良い環境で、その宗教に守られていました。それが良いか悪いかということではなく、その状態が、いい状態のまま続けばそれで何も問題はないのですが、そんなわけにもいきませんでした。
徐々に、バブルが弾けて、周りの環境は悪くなり、自ずと宗教の中も不のスパイラルになっていきました。そうなると、今まで宗教に守られ育ってきた私は、逆境に弱く、精神的に耐えきれず、鬱の状態に入ってしまいました。32歳の時でした。
それから15年、ものすごい死との葛藤が続きました。その時支えてくれたのは家族でした。その並々ならぬ病気との戦いを超え、10年ぐらいしたあたりで少し状態が良くなっていきました、(その間も倒産・離婚・不倫騒動いろんなことがありました)。
しかし最後に残った病気パニック障害との戦いが始まったのです。どうしても、その状況(苦しくなる・息ができない)になってしまう、なったらどうしよう、そんな、弱い自分から抜けきれないんです。
自分を変えたい、変わりたいといつも思っていました、その時に現れたのが今の彼女です。彼女(彼女もこの病気を体験していました)はこの病気に対してこの病気は内観、即ち、自分の外ではなく中の感情を整えなければ良くなりませんよと、助言されたのです。最初はあまり良く分かりませんでした。
要するに、心の奥に弱い自分がいるわけなんですね、それは、前文で紹介した、子供のころから培ってきた宗教にあったんです。宗教が悪いんじゃありません、それに甘えていた、自分自身の心(魂)に問題があったんだと思います。
何をするにも人に・物に頼る、最後は神に頼る。いけないことだとは思いませんが、自分で解決する感情が非常に弱かったんです。
それがこの病気とどう繋がるかというと、ここは大切なところです。、何か起こると何かに頼る、すると頭、感情で解決しようとする。更に、気持ちに落ち着きが無くなり、苦しくなったらどうしよう、という考えしか浮かんでこなくなる。
苦しくなる訳がない、などとはとても考えられないんです、それがパニック障害を発生させる、メカニズムだと私は思います。
その感情が一度頭にインプットされると、頭だけで考えてしまうために、何時も最初に今苦しくなったらどうしようが出てくるんです。
子供のころからの観念は凄くしっかり身についているものです。これをインナーチャイルドというんですが、この病気になってしまったら、まず子供の頃の自分の育った環境を思い出して、弱い自分を見つけて、その部分を順番に強く正していけば、そのきっかけになると私は体験して大いに思います。
精神の疾患は、心(魂)の弱さやから起こってしまうものだと思います。子供の頃の環境から植え付けられてきた観念(三つ子の魂百までも)これさえ、克服できればどんな場面でもケセラセラとかわすことができ、ポジティブな生活につながっていくと私は信じています。
悩んで生きる時間を少しでも、自分を癒す時間に変えて生きてみては、どうでしょうか。
最後まで読んでいただき有難うございました。